日帰り手術と入院の違い

日帰り手術と入院での治療の違い

三大肛門疾患(内痔核、痔瘻、裂肛)を手術によって治療する場合、条件によって日帰り手術も可能ですが、基本的には入院をおすすめしています。一番の理由は、術後の出血などがあったときにすぐ対処できることで、日帰り手術を選択された場合であっても手術翌日にもう一度来院していただく必要があります。

しかし入院できない患者様、例えば小さいお子様が居たり、介護している方がいたり、障害などのある方で家での生活のほうが負担が少ない方などは、緊急時の対応や通院の必要性などについてしっかり理解して頂いた上で日帰りでの手術を行っております。

日帰り手術が可能な条件は、患者さまによってそれぞれではありますが、概ね「出血の可能性が少ない手術」痛みを伴わない手術」「ご自宅が近く、緊急時にすぐに来院できる」「麻酔が切れた後も痛みが消炎鎮痛剤の内服で対応できる」などといったことがあります。

ただ当院の入院施設は、和風木造の町屋造りを活用したもので畳敷きの個室もあり、通常の入院とはかなりイメージが異なり「ひさしぶりにゆっくりできた」「心身ともにリフレッシュできた」「もっとここでのんびりしていたい」といった声を多くいただいております。元気な人ほど無理をして家事や仕事、子育てをしてしまうので傷を治すためにも当院では出来るだけ入院をおすすめしております。
私たち人間は、日中は傷の治りを抑制してしまうアドレナリンが出ているため「傷は夜治る」といわれます。ですから夜にストレスなくゆったりしていただくことが、術後の治りも良さにつながります。そして日帰りで手術してもどのクリニックでも通院は必要であり、入院していれば、術後の経過は安心して診ることが出来なにかあった時はもちろん医師の相談をすぐ仰ぐことが出来ます。
近所の肛門科ならどこでも良い、という方は少なく、京都だけでなく、近畿全域、四国地方からもクチコミでお越しになる患者さまもおられます。
入院期間は、症状や治療法によって変わりますが、以下がおおよその目安です(これ以上の日数、「安心できるまで」入院される方もいらっしゃいます)。

  • 内痔核:痔核根治術 1泊2日~3泊4日、ジオンによる痔核硬化療法 1泊2日
  • 痔瘻:痔瘻根治術 1泊2日~3泊4日
  • 裂肛:裂肛根治術 1泊2日

術後のケア

病気によって変わりますが、術後3日ほどは様子を見て、さらに約1週間~10日後、さらにもう1週間~10日後に傷口の治りを確認いたします。おおよそこの時点で8割程度の患者さまは完治しており、残り2割も約2週間後に再診して治癒を確認します。どれだけ痛みがひどかった方も、キズの収縮の後、スッと痛みが消えていきます。
術後すぐに日常生活を送ることが出来ます。食事はお昼は摂れませんが夜から自由に摂って頂く事ができますし、お風呂も入院の際は手術の翌日にはシャワー、翌々日には入浴することが出来ます。体を温めることで肛門の緊張が和らぎ痛みが軽減され、血流も良くなり腫れもひいていくのでしっかりと入浴して頂いた方が良いです。

TEL:075-441-4303